スマートフォンの性能を数値化できるAnTuTuベンチマークをご存知ですか?
この数値を参考にすることで、スマホ選びの失敗を減らすことができます。
本記事では、人気機種の性能を分かりやすくスコア表でまとめました。
iPhone、Pixel、Xperia、motorolaなど、
各メーカーの歴代モデルのスコアを比較していますので、新しくスマホを選ぶときの参考にしていただければ幸いです。
Antutuベンチマークについて簡単にご紹介
AnTuTuベンチマークって何?
スマホの性能を数値化してくれる便利なアプリのことです。
スマホ選びの参考になる「成績表」みたいなものですね。
スコアランクの見方/目安表
スコアランク | 総合スコア | GPUスコア | 性能特徴 |
---|---|---|---|
ハイエンド | 150万点以上 | 60万点以上 | なんでも余裕でできちゃう。最新ゲームも快適 |
ハイミドル | 100万〜150万点 | 35万〜60万点 | 重めのゲームもOK。普通の使い方なら全然問題なし |
ミドル | 50万〜100万点 | 15万〜35万点 | カジュアルゲームならOK。SNSも快適 |
エントリー | 25万〜50万点 | 5万〜15万点 | LINEやネット閲覧くらいなら問題なし |
ローエンド | 25万点以下 | 5万点以下 | 基本的な使い方だけにした方が無難 |
スマホ選びのコツ
スマホ選びで大事なのは SOC (CPU)の総合スコアです。
GPUスコアは参考程度に見ておけばOK
ゲームや動画編集をよくする人は、GPUスコアもチェックが必要ですが、普段使いなら総合スコアの方が重要です。
個人的には長く快適に使いたい場合は、「ミドルレンジ」以上がおすすめ。
最近のミドルレンジ機は十分な性能があるので、必要以上にハイエンドを選ぶ必要はありません。
30万点以下の性能が低いものを選ぶと、使っているうちにイライラしちゃうかも…。
予算と相談しながら、自分の使い方に合った機種を選んでくださいね。
できれば実際に店頭で触ってみるのがベスト!性能だけでなく、持ち心地や画面の見やすさなども大切なポイントです。
コスパ重視の方でも総合スコア 50万点以上の「ミドルレンジ」以上のスマホを選べば、きっと満足できる使い心地が得られるはずです。
iPhoneの歴代モデルをAntutuベンチマークでスコア比較
機種名 | Antutuスコア | バージョン |
---|---|---|
iPhone 16 Pro Max | 174万2,000 | ver10 |
iPhone 16 Pro | 173万5,000 | |
iPhone 15 Pro Max | 162万5,000 | |
iPhone 15 Pro | 162万5,000 | |
iPhone 16 Plus | 155万1,000 | |
iPhone 16 | 153万8,000 | |
iPhone 15 Plus | 148万8,000 | |
iPhone 15 | 148万8,000 | |
iPhone 14 Plus | 81万6,000 | ver9 |
iPhone 14 | 81万6,000 |
最新のiPhone 16シリーズは Proモデルが174万点と超高性能で、標準モデルも154万点とかなりのレベルになっています。
iPhone 15シリーズも負けてなくて、Proが163万点、標準が149万点と優秀。
iPhone 14 シリーズは測り方が違うので単純比較はできませんでした。
新しいモデルである「Proシリーズ」の性能の高さが光る結果となりました。
Pixelの歴代モデルをAntutuベンチマークでスコア比較
機種名 | Antutuスコア | バージョン |
---|---|---|
Pixel 9 Pro XL | 104万3,000 | ver10 |
Pixel 9 Pro | 103万2,000 | |
Pixel 9 Pro Fold | 102万1,000 | |
Pixel 9 | 99万6,000 | |
Pixel 8 Pro | 82万1,000 | |
Pixel 8a | 81万9,000 | |
Pixel 8 | 81万9,000 | |
Pixel Fold | 75万1,000 | ver9(推定) |
Pixel Tablet | 75万1,000 | |
Pixel 7a | 75万1,000 |
Pixelシリーズの性能テストでは、最新の Pixel 9シリーズの Proモデルが102-104万点と最強の性能を記録し、標準モデルも100万点とハイレベルな結果に。
Pixel 8シリーズは全モデルで82万点と安定した性能を見せています。
Pixel 7シリーズは75万点前後ですが測定方法が違うため単純比較はできません。
世代を重ねるごとに着実に性能アップしているのが分かる結果となりました。
Xperiaの歴代モデルをAntutuベンチマークでスコア比較
機種名 | Antutuスコア | バージョン |
---|---|---|
Xperia 1 VI | 210万2,000 | ver10 |
Xperia 5 V | 135万6,000 | ver10 |
Xperia 1 V | 119万0,000 | ver9 (推定) |
Xperia 5 IV | 96万2,000 | |
Xperia 1 IV | 96万2,000 | |
Xperia 10 VI | 51万4,000 | ver10 |
Xperia 10 V Fun Edition | 39万1,000 | ver9 (推定) |
Xperia 10 V | 39万1,000 | |
Xperia 10 IV | 39万1,000 | |
Xperia Ace III | 28万5,000 |
最新のXperia 1 VIは210万点とダントツの実力を見せ、Xperia 5 Vは136万点、Xperia 1 Vは119万点と続きます。
標準的なXperia 1 IV/5 IVは96万点で安定の性能。
お手頃なXperia 10シリーズは39-51万点、Xperia Ace IIIは29万点と、普段使いに十分な性能です。
新しいモデルほど高性能で、特にフラッグシップモデル (最上級モデル)の進化が際立っています。
motorolaの歴代モデルをAntutuベンチマークでスコア比較
機種名 | Antutuスコア | バージョン |
---|---|---|
motorola razr 50 ULTRA | 149万8,000 | ver10 |
motorola razr 40 ULTRA | 110万2,000 | ver9 (推定) |
motorola razr 50 | 68万1,000 | ver10 |
motorola razr 50s | ver10 | |
motorola razr 40 | 67万1,000 | ver10 |
motorola razr 40s | ver10 |
最新のmotorola 50 ULTRAは150万点と圧倒的な性能を誇ります。
前モデルのmotorola 40 ULTRAも110万点と高性能でした(ただしver9での測定)。
標準モデルのmotorola 50/50sとmotorola 40/40sは67-68万点と安定した実力を見せています。
ULTRAモデルと標準モデルで明確な性能差が出る結果となりました。
Xiaomiの歴代モデルをAntutuベンチマークでスコア比較
機種名 | Antutuスコア | バージョン |
---|---|---|
Xiaomi 15 Pro | 274万5,000 | ver10 |
Xiaomi 15 | 274万5,000 | |
Redmi Pad Pro | 210万5,000 | |
Xiaomi MIX Flip | 184万2,000 | |
Xiaomi 14T Pro | 130万7,000 | |
Xiaomi 14T | 61万8,000 | |
POCO Pad | 60万8,000 | |
Redmi Pad SE 8.7 4G | 26万8,000 | |
Redmi Pad SE 8.7 | 26万8,000 | |
Redmi 14C | 24万2,000 |
最新のXiaomi 15/15 Proは275万点と圧倒的な性能を誇ります。
Redmi Pad Proも211万点と超ハイスペック。
Xiaomi MIX Flipは184万点、Xiaomi 14T Proは131万点と続きます。
標準モデルのXiaomi 14Tは62万点、タブレットのPOCO Padは61万点。
お手頃なRedmi Pad SEと14Cは、27-24万点でコスパ重視のモデルになります。
AQUOSの歴代モデルをAntutuベンチマークでスコア比較
機種名 | Antutuスコア | バージョン |
---|---|---|
SHARP AQUOS R9 pro | 142万8,000 | ver10 |
SHARP AQUOS R9 | 1,42万 | ver10 |
SHARP AQUOS R8 pro | 1,24万8,000 | ver10 |
SHARP AQUOS R7 | 96万 | ver9 |
AQUOS sense9 | 60万1,000 | ver10 |
AQUOS sense8 | 51万2,000 | ver10 |
AQUOS sense7 plus | 39万 | ver9 |
AQUOS sense7 | ||
AQUOS wish2 | ||
AQUOS wish3 | 29万5,000 |
OPPOの歴代モデルをAntutuベンチマークでスコア比較
機種名 | Antutuスコア | バージョン |
---|---|---|
OPPO Pad 2 | 100万3,000 | ver9 |
OPPO Reno11 A | 57万8,000 | ver10 |
OPPO Reno10 Pro 5G | 54万4,000 | |
OPPO Reno9 A | 39万 | ver9 |
OPPO Reno7 A | 39万 | |
OPPO A79 5G | 38万1,000 | ver10 |
OPPO Reno5 A | 30万 | ver8 |
OPPO A55s 5G | 28万4,000 | ver9 |
OPPO Pad Air | 24万5,000 | |
OPPO A77 | 11万2,000 |
タブレットの最新モデルPad 2は100万点を超える圧倒的な性能を誇ります。
スマートフォンでは最新のOPPO Reno11 Aが58万点、Reno10 Pro 5Gが54万点と、どちらも優秀な実力を見せています。
その下のOPPO Reno9 A/7 Aは39万点、OPPO A79 5Gは38万点と、日常使用に十分な性能です。
その他のOPPO Aシリーズは11-30万点と、コストパフォーマンスを重視した実用的な性能となっています。
新しいモデルほど高性能で、とくにタブレットとOPPO Renoシリーズの進化が目覚ましい結果となりました。
Antutuスコアと原神で性能指標の精度を上げれる理由
スマートフォンの性能を正確に知るためには、Antutuベンチマークのスコアだけでなく、人気ゲーム「原神」での動作確認も大切です。
なぜかというと、最近多くのメーカーがベンチマークテスト時だけ性能を不自然に上げる不正操作(ラボスコア)をしていた問題がありました。
ラボスコアとは
ラボスコアは実際の使用環境とはかけ離れた「理想値」であり、日常的な使用感を正確に反映していないのです。そのため、スマートフォン選びの参考にする場合は、ラボスコアだけでなく、実際のゲームプレイ動画や、ユーザーレビューなども合わせて確認することをオススメします。
そこで登場したのが「原神」でのゲームプレイの性能チェックです。
なお、原神は以下の理由で信頼できる性能指標となっています。
- どのメーカーにも属さないmihoyoが運営
- 世界中で人気があり、比較しやすい
- 実際のゲームプレイで性能がある程度分かる
つまり、Antutuスコアとゲームでの動作を両方見ることで、スマートフォンの真の実力がより正確に分かるようになるのです。
最近のスマートフォン発表会で「原神」が使われるのは、このような背景があるからと考えられています。
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